鍼灸の魅力

2020年10月19日 09:37

鍼灸の魅力をシリーズで書いてみようと思います。1979年にWHOが鍼灸療法の適応疾患43疾患を発表して以来世界的に研究が進められ、1997年NIH(アメリカ国立衛生研究所)から鍼灸療法の病気に対する効果とその科学的根拠を認める見解が発表されました。2008年にWHOによってツボの名称や位置が統一がされ、今では世界標準の療法として確立されています。アメリカでは公的医療制度がないために西洋医学に比べ医療費のコストが安い鍼灸療法を日常的に選択するようになっているそうです。イギリス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパでも鍼灸療法は盛んで、健康保険制度にも取り入れられています。日本でも健康寿命を延ばす観点から「統合医療」の積極的な推進について検討を進める「統合医療プロジェクトチーム」が厚生労働省内に発足され西洋医学と鍼灸などの補完代替医療を合わせて患者に提供することを目的とした活動が始まっています。鍼灸には副作用が少なく、原因がはっきりしない症状や慢性的な症状に効果があることが明らかになってきており、取り入れる医療機関が年々増えています。

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